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陸海空 -Caress of Venus- 第一章 第八話

2005/12/05 23:26 [Mon]
14-01

 マスターに連れられ隣の部屋に向かう。そこにはテーブルや椅子、テレビ、ロッカーなどが設置されており、普通に控え室とか休憩室とか呼ばれそうな部屋だった。
益田「公人君、君にはこのスーツを着て戦って貰う。っと、その前に聞きたい事があった」
公人「何です?」
益田「超能力とか、人としてある意味マズイ能力って持ってないよね?」
 最初耳がおかしくなったかと思ったが、今までの言動から素で聞いてるのだと思い直す。
公人「俺を何者だと思ってるんですか……」
益田「まぁ、普通はないと思うけど、あったらいいアピールになるじゃない」
 何にアピールするのか聞きたい……

益田「仕方がない、普通の強化スーツだな」
 そう言ってロッカーから二種類の衣装を取り出す。
 生物的なフォルムを持つスーツと、金属質の光沢を放つプロテクターで覆われたスーツ。
 物凄くベタな衣装だ……
益田「覆面ライダー風味と夢中警備風味。好きな方を選びたまえ。ちなみに、性能的にはほぼ違いはない」
 ぶっちゃけ警備モノの方はレトロすぎだろ……
公人「他にないんですか? 例えば戦隊モノとか」
益田「公人君は注文が多いな。しかし、格好に拘っていては正義を成す事は出来ない」
 ないのか……
公人「じゃぁ覆面ライダー風で…… ところで名前は何ですか?」
益田「好きに決めたまえ」
 おいおい。
公人「普通こういう場合は、『今から君は○○だ!』とか言いません?」
益田「じゃぁ、覆面ライダー………………」
 せめて名前くらい決めてから言い出して欲しかった……



14-02

益田「あ、そうそう。変身って機能はないから自分で着込んでね」
公人「もしかして、この恥ずかしい格好で出かけないといけないんですか?」
益田「……恥ずかしいってのは心外だけど、分からない事もない。その為に移動手段は用意してあるから」
公人「徒歩で移動しろと言われたら辞めてます……」
益田「あぁ、検問とかに引っかかったら、ヒーローショーに出るとでも言って誤魔化しておいて。そこまでは面倒見切れないから」
 ぉぃぉぃ、物凄い放任っぷりだな……

公人「ところで、ホントに覆面ライダーって名乗るんですか?」
益田「見得を切らなきゃヒーローじゃないだろ」
 名前がない時点で見得は切れないんじゃないのか……
公人「何か覆面ライダーって時点で、かなりアウトなんじゃないかと思いますけど」
益田「大丈夫だ、何とかなる! それよりも、何か得意な武器ってあるかい?」
公人「フライパン」
益田「………………」
公人「………………」
益田「……実は公人君って料理が得意だとか?」
公人「いえ、全く、全然、からっきし料理なんて出来ません」
益田「…………で、得意な武器は?」
公人「フライパン」
益田「分かった…… 用意しておこう」
 つぅか武器って普通得意なモノあったらマズイだろ……

益田「まぁこんな感じで大体分かったかな?」
公人「スーツの説明受けてませんが」
益田「説明する部分なんて殆どないよ?」
 マジか!?
益田「特に覆面ライダーモノは格闘が基本だし。まぁ敵側は何かしら持ってるかもね」
公人「そういう相手と戦うって事は基本性能は高いんでしょうね?」



14-03

益田「まぁ、強化スーツってくらいだから身体能力は数倍に上がるし、殆どの攻撃に対する耐久性はあるよ。例えば一番薄い部分でも数種類の素材を組み合わせてあるから、普通なら致命傷になるような衝撃を受けても、その殆どを吸収拡散させてしまう。後は一部分でも欠けるとスーツの能力が発揮出来なくなるくらいかねぇ」
公人「まるでSFのような設定ですね」
益田「あぁ、『すこしふしぎ』だ」

益田「さて、質問はこれくらいかな?」
公人「そうですね。ぶっちゃけ、何を聞いたらいいのか分かりませんし」
益田「では、上に行こう」
 そう言うと部屋の奥にある扉を開ける。そこには梯子があった。
公人「いきなりハシゴとは………… 趣がありますね」
益田「何を期待してるのか分からないけど、一応ここは一般家屋なんだよ」
 夢のない台詞だった。

 梯子を昇りきるとガレージらしき空間に出る。数台の車とバイクが並んでいた。
公人「ここは?」
益田「喫茶店の駐車場脇にあるガレージだよ。さぁ、好きなバイクを選んでくれ」
公人「普通免許しか持ってませんよ?」
益田「……覆面ライダーって言えばバイクだろ?」
 物凄い悲壮感を漂わせた表情で見つめてくるマスター。
 しかし、持っていないものは仕方がない。
公人「今から自動二輪取るんですか~~」
益田「ヒーローが50ccに乗るわけにはいかないだろぅ? エテシリーズで登場したヒーローが250ccに乗った戦闘員と戦う場面を考えてみろ」
公人「覆面ドライバーっていうのはどうです?」
益田「……公人君、夢中警備にならないか?」
公人「俺が警察官だったら、バイクだろうと車だろうと確実に職質しますね。怪しさ大爆発ですよ、夢中警備風は」
 膝をつき絶望の深淵に突き落とされるマスター。正義失墜の瞬間だった。



14-04

益田「じゃぁいいよ、覆面ドライバーで…… ん~と、これにでも乗るかい?」
 指差した先には普通のコンパクトカー。三産のT-DAだった。
公人「極めて普通ですね。今までの流れから、ロケットランチャーとか謎光線が発射可能な未来銃でも積んでるのかと思いましたよ」
益田「公人君、T-DAをバカにしてはいけない。これほど洗練されたスーパーカーはないぞ。このコンパクトボディに隠された秘密。最高の安全基準★6つ。低排出ガス平成17年基準75%達成。燃費基準+5%達成。環境に優しいヒーローの為にある性能! そして重厚なシート。リアシートはスライド&リクライニング。それでいて広い室内空間。しかも景色が映り込むほどの塗装品質!」
 え~と、そろそろツッコミ入れないとなのかな……
公人「それとヒーローが何の関係があるんです?」
益田「分かってないっ、ヒーローは常に環境問題に気を配らねばならないんだよ!」
公人「でもこれって三産車で、MONDA車じゃないですよね?」
 嫌な沈黙が世界を覆い尽くした。

益田「……ヒーローがMONDA車やバイク以外を使用してはいけないという決まりはないよ」
公人「覆面ライダーと言えばMONDAだと思ってました。お客様相談センターの豆知識にもそういうページがあったので」
益田「MONDAがスポンサーについてる訳じゃないし、いいんじゃない?」
公人「それはそうですが」
益田「ボディカラーは『収穫の黄』と『暖かな銀』を用意しておいたけど、どちらにする?」
 三産がスポンサーになってるんじゃないかと思った。

益田「そういえば、公人君って今は車持ってないよね?」
公人「ある程度は揃ってる街ですから、車がなくても何とかなりますからね」
益田「じゃぁ、シルバーの方を普段使っていいよ。そうだねぇ、これが粗品でいいか~」
公人「……どんな粗品だ」
益田「あぁ、じゃぁ諸経費込みで200万くらいだけど買う?」
公人「そんな金持ってないですよ」
益田「普段から車に乗ってないと事故起こしかねないからね~。粗品でいいや~」



14-05

公人「流石に車一台を粗品ってのは、ありえないんじゃないですか?」
益田「ん~、僕は構わないんだけど、普通はおかしいか~。……じゃぁ二人にはバイト代で返済するって言っておけばいいんじゃない?」
 なんで俺の周りには金銭感覚の麻痺した人しかいないんだ……

 その後の話し合いでイエローボディを覆面ドライバー時に、シルバーボディを通常時に使用。粗品としてT-DAを貰ったが、バイト代で半額返済という話にしておく事になった。

 喫茶店に戻って珈琲を飲みつつ暫しまったり過ごす。
 嗚呼、平和哉。
 しばらくすると二人が紙袋を抱えて戻ってくる。
夏海「やっぱりまだここにいたんだ~」
空  「只今戻りました」
益田「おかえり~」
公人「また大量に買い込んできたなぁ」
空  「えぇ。まずは公人さんを視覚面から誘惑する事に、活路を見出すことにしました」
公人「既に何度も視覚面からも誘惑されているんだが」
夏海「今夜が楽しみでしょ~」
公人「聞いてないね、人の話」

益田「いつの間にか夏海ちゃんも公人君に対して素直になったね~」
 ピタっ、と身体を硬直させたかと思うと、顔を赤くして慌て始める。
夏海「な、なんて言うかぁ、このままじゃクーに負けるかな~、と」
空  「そうですね。リンが余計な事をしなければ、公人さんは今頃私だけを見つめてくれていたかも知れません」
 相変わらずキッパリと言い切るクー。確かに夏海の告白がなければ、積極的なアピールで攻めてくるクーに一晩持たなかっただろう……
益田「あ~、確かに状況を悪化させて楽しむところがあるね~」
 あはは~と楽しげに言い放つマスター。
公人「いや、当事者としては笑い事じゃないんですが……」
空  「しかし、夏海は絡め手に長けていますので状況としては悪くありません」
 涼しげな微笑に背筋が凍りそうになった……



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