れとろわーるど

思いつくまま自由気ままに更新する予定のブログ。 素直クールがキーワード!

ごめんみくびってた SEO対策!
SEO対策 :SS :小説 :クール :女王様 :スク水 :ボクっ娘 :邪神 :クトゥルフ
:feel :メイド :ゴスロリ :巫女 :喫茶店 :紅茶 :スコーン :洋館 :ヒーロー
:ヒロイン :幹部 :怪人 :戦闘員 :砕石 :ブロック崩し :特撮 :SF :ファンタジー :コメディ :恋愛

スポンサーサイト

--/--/-- --:-- [--]
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
なにか感じるものがあったらクリックしてもらえると喜びますw 

素ク水

2006/07/02 17:34 [Sun]
「夏だ」
 左手を腰に当て、右手で日差しをさえぎるようなポーズを取った委員長が、
海を眺めながら快活に言い放つ。
 修学旅行で南の孤島に来ているという状況は理解できる。
 だが、自由行動の時間でもないのに二人きり。しかも委員長は不思議な事に旧スク水姿だ。

「まあ、夏だよな……」
「なんだ、その呆れたような目付きは。まるで全て私のせいだと言わんばかりじゃないか」
 委員長はこちらを振り向くと、両手を腰に当てて非難するような視線を向けてくる。
「到着してからアレがない、コレはどこだ、と団体行動を乱したばかりか、迷子になった
ヤツの台詞じゃないな」
 委員長は小さく呻くと、胸を張った状態から徐々に上半身を倒していく。
「それになんだ、その水着は。泳ぐ気マンマンじゃないか」
「安心したまえ。私がいなくても副委員長がクラスをまとめるだろう」
「つーか、何で旧スク水なんだよ。俺たちの学校のと違うだろ」
「華美な物でない限り自由に選んで持ってきていいと聞いている」
 委員長は、まるで自分は間違っていないとでも言うように口を軽くゆがめる。
「だ、か、ら。 なぜ自由に選んでいい状態で旧スク水なんて持ってくるんだよ!」
「兄に相談したところ、キミを誘惑するにはコレくらいが丁度いいと言われてな」
「俺はそんなに特殊な性癖持ってないわ!」
「む、キミは学校指定のスク水の方が好みか? それならば今すぐ着替える」
「……なんでそう、スク水フェチにしたがるかなぁ」
 あまりにも突飛な発言の応酬に軽い脱力感を感じる。
 つーか、委員長のお兄さんは旧スク水フェチなのか……
「何を脱力している。これを理解すればキミもこの水着の素晴らしさに気付くだろう」
 返答する気力もないので、両肩から力を抜いたままの姿勢で視線だけ委員長に向ける。
 すると、委員長は勝ち誇ったようなような視線で、その細い指を水着に沿わせる。
「この繊細な縫製技術が生んだ優美なプリンセスライン」
 つつつ、と豊かな胸元から縦に延びる線に指を滑らせる。
「そして試行錯誤の末、構造上の欠陥を解消するばかりか、腰部に彩りを加える水抜き」
 両手で軽く水抜き部分をつまむと、挑発するように軽くまくり上げる。
「めくるな──っ!」
「ふふふ……」
 委員長は薄く笑うと、流し目をこちらに向けながら、軽く舞うように反転する。
「この着用者の魅力を最大限に引き出すUバック」
 右手で長く伸びた後髪を引き寄せると、うなじから背中にかけての切れ込みを見せ付ける。
「仕上げは、旧スク水には不釣合いなほど成熟した体つきとの絶妙なアンバランス感」
 軽く背中を反らせるような姿勢を取ると、身体の凹凸を強調するようなポーズを取る。
 くっ…… これはかなりポイント高いかもしれない。

「ここまでしても、ダメか……?」
 先程までの挑発的な仕草から一転して、叱られた子供のような態度に俺は屈した。
「すまん、俺の負けだ…… 旧スク水の魅力。いや、委員長は最高に魅力的だ」
「そ、そうか! キミに認めてもらえるとは。こんなに嬉しい事はない」
 泣き出しそうな雰囲気のまま、俺の制服の袖を軽くつまんでくる。
「それで、俺を誘惑して何がしたかったんだ?」
 委員長はもじもじと胸の前で指遊びを始める。頬も軽く高揚しているようだ。
「あ、あの…… キ、キ、キス。して下さい……」
 先程、俺を掌でもてあそぶような超然とした態度で誘惑してきたとは思えないギャップ。
 知識ばかり先行して実力が伴っていないウブな委員長の姿に苦笑いしてしまう。
「それじゃ目をつぶって身体の力を抜いて」
「は、はい……」
 委員長の肩を軽く抱き寄せると、軽く唇を触れ合わせる。
 失敗しないためにも無理はしない。委員長の思い出に悪い印象を残さないために。
 しばらく触れ合わせたあと身体を離すと、委員長は真っ赤になって挙動不審になっていた。
「あ、ふふ、ファーストキス…… うれ、嬉し、です……」
 それだけ言うと力尽き、委員長は腕の中に倒れ込んでくる。
 うーむ、俺はどうしたらいいんだろう。
 水着姿の委員長。そして迷子。俺たちの修学旅行は波乱の幕開けで始まった。


NEWVEL の オンライン小説ランキング に参加しています。
投票ボタンを押して表示されたページにある、投票するをクリックして頂ければ投票できます。
投票して頂けると喜びます。素ク水について語りだすくらいに。
いや、実は全然語れないんですけどね。


スポンサーサイト
なにか感じるものがあったらクリックしてもらえると喜びますw 

« 勝負  | HOME |  feel »

この記事へのコメント

コメントを投稿する

管理者にだけ表示を許可する

 

この記事のトラックバックURL

http://retroworld.blog26.fc2.com/tb.php/41-70ca8c28

この記事へのトラックバック

 | HOME | 

プロフィール

elc ◆ForcepOuXA

Author:elc ◆ForcepOuXA
不定期更新の予定ですが~
亜流素直クールとネタだけで
爆走するちょっと小粋なブログです。

ごめん、言いすぎた……

最近のトラックバック 

夏海サイトへ ミラーシェイドへ あ、れ……?

素直クールなリンク

*管理者ページ

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

メールアドレスが入力されていないと送信されないので仮のアドレスを入力しておきます。

なんとなくランキング

ブロとも申請フォーム

使いまわしカウンター

ブログ内検索

フリーエリア

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。